「一分堂」短い怖い話集

ヒカマーっていう言葉、ご存じですか。 ヒカマー」とは、インターネット上のある特定のファンコミュニティ、特に「ヒカキンマニア」(Hikakin Mania)という界隈の中で使われる言葉です。 ...

平野紫耀クンといえばキンプリ、King & Princeのメンバー。 数々の天然発言で世間をざわつかせてきました。 そんな平野君。 あるとき、干し柿を作ることになり、なん...

高橋海人クンといえば、キンプリことKing ＆ Princeのメンバー。 根も明るく、ファンも多く、男前で本来であればいうことなし、 なのですが。。。。 実は高橋クン。 人付き合いを浅く...

松田元太といえば7人組のアイドルグループ「Travis Japan」のメンバーであり、俳優、バラエティタレント。 そんな松田元太君が体験した恐怖体験といえば、なんとお化け屋敷でした。 この...

Snow Manのメンバーは若かりし頃は、他のジュニアから恐れられるほど威圧的だったと語り草になっています。 特に凄いのが渡辺翔太。 ワルを演出するため、学校のバックはあえて片方の...

中島裕翔・八乙女光といえばHey! Say! JUMPの仲良しメンバー。 そんな彼らにも恐ろしい話があったのです。 ある日中島裕翔に八乙女光から、謎のピースサインの写真が贈られ...

Snow Manラウールといえば、エキゾチックなルックスやダイナミックなダンスで有名です。 最近では「愛のがっこう」でも役者としての評価を高めつつあります。 で、ラウールさん。 ...

ある番組でSnow Man深澤辰哉クンが語った怖い話。 小さいころ肝試しで、友達とお墓に行った時の事。 お墓には体育ず割をしている男性がなぜか佇んでいた。 なぜこんな時間に？ ...

JICAは、国際協力や海外支援を行う日本の組織です。 JICAのスタッフは、海外の人材を国内で教育指導することもあれば、直接相手国へ行って支援する方もいます。 鈴木聖哉さんは ニカ...

渡辺翔太といえばスノーマン。 そして、翔太主演の映画『事故物件ゾク 恐い間取り』 | が2025年夏公開されています。 見た人によれば、 「思った程怖くない」 「ホ...

中居正広さんにも怖い話があります。 人気タレント、中居正広、東野幸治、ヒロミがMCを務める新番組「THE MC3」。 スタジオでは笑い声が響き、和やかな空気が広がっていた。 ...

裕也は深夜、話題の「ChatGPT6」を起動した。 驚くほど自然な会話が続き、気がつけば何時間もチャットしていた。 翌日も、またその次の日も。 なぜか眠っても朝は来ず、気がつけば同じ薄暗い部...

ラブブは、世界中に大人気の玩具だ。 Kポップのスターが身に着けたことで、一気にファンが注目。 ラブブの人気は拡大した。 いまでは買うのすら抽選で難しいほど過熱している。 ...

舎の小さな町に、長年ひきこもりだった男がいた。 誰とも口をきかず、家から出る姿もめったに見られなかった。 ところがある日、突然その男がアルバイトを始めたという噂が広まった。 しか...

「レンタル優しい人」というサービスがある。 怒られたとき、落ち込んだとき、そっと隣に来てくれる“優しい人”を借りられるのだ。 彼女は試しに頼んでみた。 すると、知らないお姉さんがにっこり笑っ...

「レンタル怖い人」というサービスがある。 時間で“怖い人”を借りられるのだ。 彼氏との別れ話に「うちの兄です」と同席してもらったら、あっという間に解決。 その日から彼女は常連にな...

仕事帰り、駅から歩いていたとき、橋の上に立つサラリーマンの姿を見た。 男はずっと下を覗き込んでいる。 近づいてみると、その体は半透明。 「霊だ」と直感した。 そして、思い切...

大学入学を機に一人暮らしを始めた関町さんのお兄さん。 ある日、郵便受けに茶封筒が入っていた。 中には──眼球を至近距離で撮影した写真。 翌日も、またその翌日も、同じ写真が届いた。 気味が悪...

ある夜、チョコレートプラネットの長田さんは自宅の駐車場に車を停めた。 ふいに背後から「……すいません」と老婆のようなかすれ声がした。 真っ暗な駐車場には誰もいない。背筋に冷たいものが走る。 ...

田中みな実さんは、幼い頃から交通事故に遭う夢を繰り返し見ていた。 大学生のとき免許を取ろうと教習所に通ったが、決まって高熱が出たり胸騒ぎがして、最後まで修了できなかった。 数年後、占い師に言われた。...

タレントのIMALUさんが、友人と軽い気持ちでこっくりさんをした夜のこと。 翌日から、彼女の携帯に見知らぬ番号からの無言電話が何度もかかってくるようになった。 ただのイタ電だろうと最初は気...

学校から帰宅すると、家の中は静まり返っていた。 リビングに入った瞬間、目を疑った。 ソファの下に、知らない男が横たわり、ぐうぐうと眠っているのだ。 てっきり弟の友達がふざけて隠れているの...

夜中、ふと目が覚めた。 二段ベッドの上で寝ていた私は、視線を感じて下をのぞく。 そこには母が立っていた。 ぼんやりした暗闇の中、はっきりと目が合った。 驚きよりも、不思議な安心感が先に...

子供のころ、通学路に「みそいのアパート」があった。 古びた建物の二階から、いつも視線を感じていた気がする。 だが子供心に気のせいだと思い、深く考えずに通り過ぎていた。 ――あれから十年。 ...

AI占いを、私は遊び半分で楽しんでいた。 恋愛運や金運、適当なことを言うだけだと笑っていたのだ。 だが、最近その予言が妙に当たる。 宝くじの末等が当たったり、友人との偶然の再会を言い当てたり...

スマホは、私たちの会話を聞いている――そんな噂を耳にしたことはないだろうか。 検索していないのに、なぜか的確な広告が出てくる。 私も最初は笑い話だと思っていた。 だが最近、妙なことが続く。 ...

秋田市の千秋トンネルは、かつてこのトンネル付近の木で女性の首吊り自殺があったとの噂があり、その女性の霊が出るとされる心霊スポットです。 特に、「走行中に車のボンネットに血まみれの女性の首や髪が降...

岩手県花巻市東和町にある「ミステリー坂」。 車をニュートラルにすると、なぜか坂を登りはじめます。 ただの錯覚だと案内板には書かれていますが、夜に訪れた者は皆、異口同音にこう語ります。 ─...

プロレスラーで俳優のロディ・パイパーの家族は、 ある時期、家に潜む“何か”に脅かされていました。 娘のアリエルは夜中に泣きながら訴えます。 「男の人が私を見ているの」――。 その言葉通り、...

イタリア出身の映画スター、ルドルフ・ヴァレンティノ。 1926年、わずか31歳で急逝した彼の死は世界を震撼させ、 葬儀には10万人もの人々が集まりました。 死後でも彼の邸宅「フォークロンの館...

コロラド州にあるスタンリー・ホテルは、 「霊界への入口」と恐れられてきました。 ロビーの大階段には向かい合う鏡があり、 ここがポータル・ヴォルテックス――霊が留まる門とされ、 数多くの幽霊...

ニューオーリンズに残る「ラローリ邸」。 19世紀初頭、この邸宅を所有していたのは、社交界の華マダム・デルフィーヌ・ラローリでした。 上品な貴婦人と讃えられた彼女は、裏で奴隷たちに残虐な拷問を繰り返...

7歳の少年ケイドは、3歳の頃から奇妙な記憶を語り始めました。 それは2001年9月11日、ニューヨークのワールドトレードセンターでの出来事。 夜中に泣きながら、彼は繰り返します。 「飛行機が...

平安時代、関東で反乱を起こした平将門は討たれ、首は京で晒されました。 しかし、その怨念は死後も収まらず――。 ある夜、晒された首が突然、目を見開き、 「我が身を東国へ帰すべし！」と叫んだとい...

アーサー・コナン・ドイル。 名探偵シャーロック・ホームズの生みの親として知られる一方で、 彼は熱心な霊魂研究家でもありました。 作家としての名声を得た後も、 彼の関心は「死後の世界」に強く...

俳優アンソニー・マイケル・ホールは、音楽のレコーディング中に 「亡くなった親しい人の霊」に出会った体験を語っています。 彼によると、友人の死からしばらくして、 身の回りで説明できない現象が起...

女優ブレンダ・エッパーソンは、ある夜ひとりで眠っていました。 夫は仕事で遅く、家には自分だけ。 午前3時、突然ベッドが大きく揺れ、彼女は目を覚ましました。 「地震？」と思い、天井のシャンデリ...

ハリウッドの伝説的女優、エリザベス・テイラー。 彼女が愛した場所には、今も消えない「存在感」が残っているといいます。 とくに有名なのが、ハリウッド・ルーズベルト・ホテル。 テイラーが幾度も滞...

歌手でありダンサーのポーラ・アブドゥルは、これまでに数多くの超常現象を体験したと語っています。 最初の出来事は、マルホランドの高級住宅地に住んでいた頃。 建設中から魅了されたその家で友人た...

今から約18年前、福岡の繁華街で飲み会をした大吉さんは、そこで知り合った女性の部屋を訪ねました。しかし部屋の雰囲気はどこか普通ではなく、女性は終始ミュージシャンの話ばかり。会話はかみ合わず、不安を覚え...

芸能界やクリエイターの間で「見たことがある」と語られることが多い不思議な存在がいます。その名も 「小さいおじさん」。妖精のような存在で、霊とは違う、人を害さない存在だとされています。 ある人が初...

お笑い芸人の狩野英孝さんは、宮城県の桜田神社の38代目神主の長男として生まれました。幼い頃から神社に隣接する家に暮らし、不思議な体験をしています。 小学生のある夜、長い渡り廊下を通ってトイレに向...

ある公演で地方を訪れた八代亜紀さんは、老舗の旅館に宿泊しました。通されたのは離れの一室。風情ある部屋でしたが、その夜、恐ろしい出来事が起こります。 深夜、金縛りに遭い目を覚ました八代さんは、頭上...

高校時代、東国原英夫さんは自宅まで約12kmの道のりを毎日自転車で通っていました。 ある夜10時過ぎ、帰り道に墓地のそばを通りかかります。 そこには小さな女の子の遺影が立てかけられており、...

学校の古い三階の女子トイレ。 三番目の個室のドアを三回ノックして「花子さん、遊びましょう」と呼びかけると、返事があるという。 ある日、興味本位で試した生徒がいた。 コツ、コツ、コツ――「花子...

松本人志さんの伝説的なこわばな。 松本さんは仕事帰り、深夜の自宅マンションでエレベーターを待っていた。 その前に立っていたのは、帽子を深くかぶり顔を隠すようにうつむく男。言葉を発することなく、...

伝説的女優でダンサーのジンジャー・ロジャースが幼少期を過ごしたミズーリ州インディペンデンスの家にまつわる心霊現象。 この家を購入し修復を始めたマージ・パジット氏は、工事中に霧のようなものが現れ、...

俳優バリー・ボストウィックは、休暇先の自宅で忘れられない恐怖を体験したという。数日間は何事もなかったが、やがて家の中で不審な物音が響き始めた。ドアの閉まる音、階下からの足音、何かがぶつかるような音――...

人気ラッパーのIce-Tと妻Cocoは、サイキック・ミディアムのキム・ルッソと共にニュージャージーの廃工場を探索した。この場所は過去に死亡事故や違法労働があったとされ、曰くつきの建物だった。 当...

マリリン・マンソンは番組「Celebrity Ghost Stories」で、10代の頃に体験した恐怖を語っている。友人と地下室にこもり、魔術書『ネクロノミコン』をろうそくの明かりの下で開き、呪文を唱...

世界的ミュージシャンのスティングは、イギリス・ウィルトシャー州にある自宅「レイク・ハウス」で、妻トゥルーディ・スタイラーと共に忘れられない夜を経験したという。 ある晩、寝室にいた二人の前に、まっ...

俳優ユアン・マクレガーは、ロンドンの演劇学校に通っていた頃、忘れられない超常体験をしたという。イースター休暇中で学生は皆出かけ、彼だけが寮に残っていた。友人のビデオデッキを借りて映画『ブルーベルベット...

Netflix『オザーク』で知られる女優ローラ・リニーは、かつて幽霊など信じていなかった。だが、ニューヨークの名高いベラスコ劇場で起きた出来事が彼女の考えを変えた。 この劇場では、1931年に亡...

世界中で人気を集める『死霊館』シリーズ。その第1作の撮影現場では、主演女優ヴェラ・ファーミガが奇妙な体験に遭遇したという。彼女は作中で超常現象研究家ロレイン・ウォーレンを演じたが、その役を理解するため...

ホラー映画でおなじみの人形アナベルは、実際に存在し、現在もモンローのウォーレン家オカルト博物館に収められている。その不気味な存在感は『死霊館』や『アナベル』シリーズに反映され、観客を震え上がらせてきた...

女優で起業家のジェシカ・アルバは、17歳のとき実家で恐ろしい体験をしたと語っている。ある夜、突然、強い圧力のようなものに体を押さえつけられ、声を出すことも立ち上がることもできなかった。 「何かが...

米国建国の父の一人であり、政治家として政府の基礎を築いただけでなく、作家・発明家・哲学者・科学者としても名を残したベンジャミン・フランクリン。 彼は死後もなお、ペンシルベニア州フィラデルフィアの...

禁酒法時代にシカゴの裏社会を支配した悪名高いギャング、アル・カポネ。彼は死後もなお、いくつかの場所に出没すると噂されている。 イリノイ州ヒルサイドにあるマウント・カーメル墓地には、カポネとその家...

ハリウッドを代表する映画監督であり、俳優・作家・プロデューサーとしても活躍したオーソン・ウェルズは、1985年10月10日、心臓発作で70歳の生涯を閉じた。だが、その後も彼の姿は時折目撃されている。 ...

ックの王、エルヴィス・プレスリーは1977年に亡くなった後も、なお各地で姿を現すと噂されている。最愛の自宅グレイスランドに出没するのはもちろん、ラスベガス・ヒルトンでは白いスパンコール姿の彼を舞台係が...

1962年8月4日、過剰摂取で命を落としたマリリン・モンローは、今もブレントウッドの自宅に姿を現すといわれている。そこでは、彼女が愛したプードル「Maf」の幽霊犬の鳴き声が、中庭やプールから聞こえてく...

ディズニーランドには、創設者ウォルト・ディズニーの霊が今も現れると噂されている。 1966年に亡くなった彼は鉄道をこよなく愛しており、夜遅くには線路の奥に実際には存在しない電車が姿を見せ、汽笛が...

マトリックスでおなじみキアヌの霊体験。 2014年、彼はトーク番組「ジミー・キンメル」に出演し、幼少期の奇妙な体験を語った。 「6歳か7歳の頃、オーストラリアから来て、乳母のレナータと妹と...

女優ミーガン・マラリーは、夫のニック・オファーマンと暮らしていた家に、不気味な気配を感じていたという。彼女はその正体を、1994年に殺害された元NFLスターO.J.シンプソンの元妻、ニコール・ブラウン...

歌手のデミ・ロヴァートは、2013年にBuzzFeedへ寄稿した記事で、自身の幼少期の家にまつわる不思議な体験を語っている。 「私のテキサスの家は、ばかばかしいくらい幽霊が出るんです」と彼女は書...

人気ドラマ『サクセション』のスター、サラ・スヌークは、2024年にロンドンのシアター・ロイヤル・ヘイマーケットで上演された舞台『ドリアン・グレイの肖像』に出演中、思わぬ体験をしたという。 観客席...

たけしさんがロサンゼルスで泊まったのは、一番高級なホテルだった。 現地スタッフが気を利かせて“最高の部屋”を用意してくれたのだが、入った瞬間から違和感があった。 壁の一部だけが新しく塗られてい...

若槻千夏がテレビで語った怖い話。 まだ駆け出しだった頃、樹海の横でロケをした夜のこと。 ホテルに戻って休もうとした瞬間、全身が動かなくなり、息すら詰まるような金縛りに襲われた。 ベッドはツイ...

放課後、音楽室からピアノの音が聞こえた。 覗くと誰もいない。 不思議に思い中へ入ると、鏡の奥で誰かが演奏していた。 それは制服姿の自分だった。 鏡の中の私は楽しそうに鍵盤を叩き、こちらに笑...

深夜、私は一人の女性を乗せた。 目的地を聞くと「お墓までお願いします」と淡々と答える。 墓地に到着し、料金を受け取ろうと振り返ると、誰もいなかった。 慌てて外に出て周囲を探すが、人影はない。...

父が入院していた夜、自宅でうとうとしていると、父の形見の腕時計が突然止まった。 秒針がピクリとも動かない。 見たことのない時刻で止まっていた。 不思議に思い眺めていると、電話が鳴った。 ...

深夜の公園で、一人の少女がブランコに座っていた。 月明かりに照らされ、長い髪が風に揺れている。 心配になり「大丈夫？」と声をかけると、少女は振り向かずに消えた。 まるで霧が晴れるように、その...

夜更け、布団に入ると突然耳元で「起きないで」と囁く声がした。 金縛りのように体が固まり、目を閉じたまま動けない。 恐怖に耐えきれず思い切って目を開けると、部屋は暗闇に沈んでいた。 しかし布団...

夜の病院を一人で巡回していた。 静まり返った廊下の奥から、不意にナースコールの音が鳴り響いた。 慌てて駆けつけると、その病室には誰もいない。 不思議に思った瞬間、別の部屋からも一斉にナースコ...

夜中、友人から突然メッセージが届いた。 「今、後ろにいるよ」 冗談だろうと振り返ったが、部屋には誰もいない。 再びスマホを見ると、友人からのメッセージが次々と届く。 「もっと左」 「...

古びた日本家屋を探検していると、一枚の襖を開けた。 中には畳の部屋が広がっている。 だが奥へ進んでも進んでも、どこまでも同じ畳と柱が続くだけ。 振り返ると、入ってきたはずの入口が消えていた。...

夜道を歩いていると、不意に肩を叩かれた。 振り返ると誰もいない。 再び前を向くと、そこにあったはずのコンビニのガラスに、自分の姿が映っていた。 しかし鏡像の自分は、私が振り返ったままの姿をし...

海辺を散歩していると、美しい貝殻が砂浜に落ちていた。 拾って耳に当てると、波音の代わりに「助けて」という声が響いた。 気味が悪くなり投げ捨てたが、数歩歩くとまた足元に同じ貝殻が転がっていた。 ...

学校行事の集合写真を受け取った。 クラス全員が笑顔で写っているはずなのに、一人だけ見知らぬ顔が混じっていた。 女子でも男子でもない、判別のつかない不気味な顔。 「合成だろ」と皆で笑ったが、ど...

真夜中、寝返りを打とうとした瞬間、体が動かなくなった。 金縛りだ、と理解した途端、胸の上に重みを感じる。 必死に目を閉じて耐えていると、顔のすぐ前で生暖かい息がかかった。 恐る恐る目を開ける...

祖母の家で法事があった。 仏壇にずらりと並ぶ位牌を眺めていると、ふと一つに違和感を覚える。 裏返してみると、そこにはまだ生きているはずの自分の名前が墨で書かれていた。 思わず声を上げると...

人気のない夜道を歩いていると、背後から「待って」という声が聞こえた。 振り向いても誰もいない。 早足で進むと、今度は前方からも同じ声が響いた。 闇の中、左右の路地からも「待って」「待って」と...

深夜の帰り道、公園にある古い公衆電話が突然鳴った。 無視しようとしたが、音が頭に響き続け、気づけば受話器を取っていた。 「振り向くな」 受話器から聞こえた声は、確かに自分自身の声だった。...

夕食時、台所から母の声がした。 「ご飯できたわよー」 リビングにいる母に「呼んだ？」と尋ねると、母は怪訝そうに首を振った。 「呼んでないよ。でも今、玄関から私の声がしたでしょう？」 血...

夜中、眠れずスマホをいじっていた。 突然インカメラが勝手に起動し、「顔を検出しました」と表示が出た。 けれど部屋には自分しかいない。 怖くなり電源を落とそうとしたが、画面は真っ暗にならず、見...

アパートで深夜になると、天井裏から足音が聞こえるようになった。 小さな裸足のような音が、すぐ頭上を行ったり来たりする。 我慢できず管理人に相談すると「最上階だから人がいるはずない」と首をかしげ...

夜中、マンションのエレベーターに一人で乗った。 扉が閉まり、鏡に映る自分をなんとなく見た瞬間、違和感に気づく。 ――笑っていない。 私は無表情なのに、鏡の中の自分がにたりと笑っている。 ...

雨の夜、仕事帰りに傘を差して歩いていた。 静かな路地で水溜まりを避けながら進んでいると、ふと隣にもう一本の傘が並んだ。 見上げても誰の姿もない。 だが、雨粒は確かにその傘に打ちつけていた。 ...

古本屋で見つけた、擦り切れた革表紙の日記を買った。 帰宅して読み進めると、持ち主の生活が丁寧に記されている。 だが後半になるにつれ、文は乱れ、内容も怪しくなる。 「毎晩、押し入れから声がする...

在宅勤務の夜、オンライン会議に参加していた。 画面に映る自分の姿の背後に、見知らぬ男が立っているのが見えた。 慌てて椅子を回して後ろを振り返ったが、部屋には誰もいない。 気のせいかと思い直し...

残業帰りの夜、街灯の少ない路地で自販機を見つけた。冷たい缶コーヒーを買おうとボタンを押すと、取り出し口から缶と一緒に「おかえり」と小さな声が聞こえた。思わず辺りを見回すが、誰もいない。奇妙に思い缶を開...

アパートの隣室から、毎晩決まって子守唄が聞こえてきた。優しい女性の歌声だが、どこか不気味で抑揚が一定だ。ある夜、好奇心に駆られ管理人に隣人のことを尋ねた。だが返ってきた答えは「隣は長いこと空室ですよ」...

新しいアパートに越してきて数日。夜になると決まって押し入れの奥から子供の笑い声が聞こえるようになった。最初は気のせいと思ったが、声は夜ごとにはっきりしていく。意を決して扉を開けても、中は真っ暗で何もい...

夜行バスで長距離移動をしていた。 深夜、車内の暗さに目を覚ますと、隣の席の乗客がいなくなっていた。 周囲を見渡すと、どの座席も空っぽで、車内には自分ひとりしかいない。 奇妙に思い前方...

夏休みの夜、友人と二人で肝試しに廃校へ忍び込んだ。錆びた鉄門を押し開け、雑草に覆われた校庭を進む。 懐中電灯の光に照らされる廊下は、湿気と埃の匂いがこもり、床板がぎしぎしと鳴った。互いに冗談を言...