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ばけばけ ~ 小泉八雲の怖い話「ろくろ首」 :1分怪談


HORROR IQ

ばけばけ ~ 小泉八雲の怖い話「ろくろ首」

承知いたしました。強調表示(太字)を避け、さらに短くリライトします。

五百年ほど前、元侍の僧、囘龍(かいりゅう)は旅の途中、甲斐の山中で「ろくろ首」が出るという木こりの小屋に泊まりました。

夜中に目覚めると、そこに寝ていた五人の家族には頭がありませんでした。彼らは人間に化けたろくろ首だったのです。

囘龍は経典の教えに従い、主人の胴体を窓から外へ投げ出しました。その後、森で五つの首が飛び交い、僧の肉を食べる相談をしているのを目撃します。

胴体を失った主人の首は激怒し、他の首と共に囘龍に襲いかかりました。囘龍は若木を武器に戦い、他の首は逃げましたが、主人の首は力尽きるまで、彼の左袖に噛みついたまま離れませんでした。

夜が明けて、囘龍はろくろ首の首が袖についたまま旅を続け、諏訪の町で捕らえられます。しかし、老役人の調査でそれが化け物の首だと判明し、彼はその豪勇を称賛されました。

その後、囘龍は「土産」の首を、追いはぎの盗賊に五両で譲り渡しました。盗賊は後に首を恐れ、元の山に埋葬したといいます。その場所は今も「ろくろ首の塚」として残っているそうです。

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カテゴリー:小泉八雲

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