This website uses cookies.Before continuing to use our website, you agree and accept Privacy policy.Accept

古本の日記 :ホラーIQ


HORROR IQ



古本の日記

古本屋で見つけた、擦り切れた革表紙の日記を買った。
帰宅して読み進めると、持ち主の生活が丁寧に記されている。

だが後半になるにつれ、文は乱れ、内容も怪しくなる。
「毎晩、押し入れから声がする」
「窓の外に同じ顔が立っている」

やがて日記は一日ごとに短くなり、最後のページには一文だけが大きく書かれていた。

――『今日、この日記を読んでいるあなたの後ろに立っています』

背筋が凍りつき、慌てて振り返ったが誰もいない。
しかし日記を再び見ると、最後の行にインクのような新しい文字が滲んでいた。

――『振り返ってくれてありがとう』
(※パソコンのエッジで読み聞かせ機能を使うには、Ctrl+Shift+U」を押します。)


トップページ

次の話:オンライン会議の影



人気の怖い話


その他おすすめの怖い話

Share via Twitter    Share via Facebook    Share via LINE    Share via Reddit    Share via Tumblr   
トップページ





*注:本サイトの怖い話はすべてフィクションであり、実在する団体とは一切関係ありません。

本サイトを見て気分が悪くなった方はすみやかにこのサイトからたちさってください。