ビートたけしの怖い話とは？ ：ホラーIQ

ビートたけしの怖い話とは？

たけしさんがロサンゼルスで泊まったのは、一番高級なホテルだった。
現地スタッフが気を利かせて“最高の部屋”を用意してくれたのだが、入った瞬間から違和感があった。

壁の一部だけが新しく塗られている。
リビングに座ると胸が苦しくなり、ベッドに横になればグワングワンと奇妙な音と共に金縛りに襲われる。
酒を飲んでも眠れず、重苦しさがまとわりついた。

「これは疲れではない」
そう思ったたけしさんは、マネージャーに頼んで部屋を替えてもらった。

しかし深夜に彼は蒼白な顔で駆け込んできた。

「あの部屋…とてもじゃないけど居られません！」

後に知ったこと。

そのホテルは、ジョン・ベルーシが命を落とした場所。

そしてあの“塗り替えられた部屋”こそ、彼の最期の部屋だったのかもしれない。