声の挟み撃ち :ホラーIQ

声の挟み撃ち
人気のない夜道を歩いていると、背後から「待って」という声が聞こえた。
振り向いても誰もいない。
早足で進むと、今度は前方からも同じ声が響いた。
闇の中、左右の路地からも「待って」「待って」と声が重なる。
恐怖で立ちすくむ私を囲むように、四方八方から声が近づいてくる。
次第にそれらは一つに重なり、耳の奥で共鳴する。
頭を抱えた瞬間、足元からも「待って」と声がした。
顔を上げると、周囲は誰もいない。
だが次の瞬間、私自身の口から同じ声が洩れていた。
(※パソコンのエッジで読み聞かせ機能を使うには、Ctrl+Shift+U」を押します。)人気のない夜道を歩いていると、背後から「待って」という声が聞こえた。
振り向いても誰もいない。
早足で進むと、今度は前方からも同じ声が響いた。
闇の中、左右の路地からも「待って」「待って」と声が重なる。
恐怖で立ちすくむ私を囲むように、四方八方から声が近づいてくる。
次第にそれらは一つに重なり、耳の奥で共鳴する。
頭を抱えた瞬間、足元からも「待って」と声がした。
顔を上げると、周囲は誰もいない。
だが次の瞬間、私自身の口から同じ声が洩れていた。
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