This website uses cookies.Before continuing to use our website, you agree and accept Privacy policy.Accept

声の挟み撃ち :ホラーIQ


HORROR IQ



声の挟み撃ち

人気のない夜道を歩いていると、背後から「待って」という声が聞こえた。
振り向いても誰もいない。

早足で進むと、今度は前方からも同じ声が響いた。
闇の中、左右の路地からも「待って」「待って」と声が重なる。

恐怖で立ちすくむ私を囲むように、四方八方から声が近づいてくる。
次第にそれらは一つに重なり、耳の奥で共鳴する。

頭を抱えた瞬間、足元からも「待って」と声がした。
顔を上げると、周囲は誰もいない。
だが次の瞬間、私自身の口から同じ声が洩れていた。
(※パソコンのエッジで読み聞かせ機能を使うには、Ctrl+Shift+U」を押します。)


トップページ

次の話:公衆電話の警告



人気の怖い話


その他おすすめの怖い話

Share via Twitter    Share via Facebook    Share via LINE    Share via Reddit    Share via Tumblr   
トップページ





*注:本サイトの怖い話はすべてフィクションであり、実在する団体とは一切関係ありません。

本サイトを見て気分が悪くなった方はすみやかにこのサイトからたちさってください。