わかればホラーIQ100:学校の事故 :ホラーIQ

わかればホラーIQ100:学校の事故
昇降口の焦げた匂いは、雨上がりの校庭にまだ残っていた。
砂の上に転がる鈴と、ひしゃげた給食車。
近所の犬が遠くで吠え、誰かの傘が風で裏返る。
俺は出席簿を拾い、指で灰を払った。
先生一人、生徒四十名。
なのに遺体は四十四。
失踪者なし、名簿も欠けなし。
違和感は、最初はただの湿気みたいに薄かった。
(※パソコンのエッジで読み聞かせ機能を使うには、Ctrl+Shift+U」を押します。)昇降口の焦げた匂いは、雨上がりの校庭にまだ残っていた。
砂の上に転がる鈴と、ひしゃげた給食車。
近所の犬が遠くで吠え、誰かの傘が風で裏返る。
俺は出席簿を拾い、指で灰を払った。
先生一人、生徒四十名。
なのに遺体は四十四。
失踪者なし、名簿も欠けなし。
違和感は、最初はただの湿気みたいに薄かった。
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