ピンポンダッシュの怖い話 :ホラーIQ

ピンポンダッシュの怖い話
夏の終わり、湿った夜風が廊下を這うように吹き込む。
午前二時、突然チャイムが鳴った。
胸がざわつき、玄関を開ける。
しかし誰もいない。
風が植木を揺らすだけだ。
翌晩も、またその次の晩も。
決まって同じ時刻に鳴る。
子供のいたずらだろう、と自分に言い聞かせても、胸の奥に冷たいものが沈んでいく。
やがて妻は寝不足で倒れ、私は祈祷師を呼んだ。
塩をまき、経を唱えてもらったが、チャイムはなお止まらなかった。
意を決し、小型カメラを設置した。
翌朝、恐る恐る録画を確認すると、そこにいたのはなんと!
……ナメクジだった。
ぬらりと光る体で這い上がり、柔らかくボタンを押していた。
(実際にドイツ南部ではナメクジがピンポンを押す事件が起きています)
(※パソコンのエッジで読み聞かせ機能を使うには、Ctrl+Shift+U」を押します。)夏の終わり、湿った夜風が廊下を這うように吹き込む。
午前二時、突然チャイムが鳴った。
胸がざわつき、玄関を開ける。
しかし誰もいない。
風が植木を揺らすだけだ。
翌晩も、またその次の晩も。
決まって同じ時刻に鳴る。
子供のいたずらだろう、と自分に言い聞かせても、胸の奥に冷たいものが沈んでいく。
やがて妻は寝不足で倒れ、私は祈祷師を呼んだ。
塩をまき、経を唱えてもらったが、チャイムはなお止まらなかった。
意を決し、小型カメラを設置した。
翌朝、恐る恐る録画を確認すると、そこにいたのはなんと!
……ナメクジだった。
ぬらりと光る体で這い上がり、柔らかくボタンを押していた。
(実際にドイツ南部ではナメクジがピンポンを押す事件が起きています)
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